「ゴミ屋敷の片付けには、100万円くらいかかるのでは……」
SNSやニュースなどの影響で、ゴミ屋敷の清掃には高額な費用がかかるというイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし実際には、100万円を超えるのは稀なケースです。
当社「ゴミ屋敷片付けプログレス」では、平均的なご利用金額は25万～30万円前後となっています。
費用は“ゴミの量”や”作業内容”などで決まるため、たとえワンルームでもゴミが多ければ高額になることもあります。
また、悪臭や害虫の駆除、ハウスクリーニングやリフォームなどの追加作業が必要な場合は、費用が高くなる傾向があります。
中には、お客様の不安につけ込んで高額な見積もりを提示する悪質な業者もいます。
だからこそ、信頼できる業者を見極め、事前に費用の目安を立てることが大切です。
複数の業者に見積もりを取り、比較・検討したうえで依頼するようにしましょう。
このコラムでは、実際の作業事例を交えながら、100万円を超えたケースや、費用を抑えるためのポイントについても、わかりやすくご紹介していきます。
片付けに悩まれている方の不安を少しでも軽くできれば幸いです。
100万円超えは稀なケース！当社の平均は25万円前後
「ゴミ屋敷の片付けは高額になるにちがいない」
「プロに頼むのだから、100万円を超えてもおかしくない」
と思う方もいらっしゃいます。
ですが、実際に100万円を超えるケースはほとんどありません。
当社「ゴミ屋敷片付けプログレス」の平均ご利用価格は、25万～30万円前後となっており、思っていたよりも現実的な費用だったというお声も多くいただいています。
もちろん、部屋の状態や状況によっては100万円以上かかることもあります。
しかしその一方で、平均よりも安く収まるケースも珍しくありません。
多くの方が気になっているのは、「自分の家ではいくらになるのか」という点だと思います。
そこで本章では、どんな場合に費用が高額になってしまうのか、そして実際に100万円以上かかったケースや、他社で高額見積もりを提示された方からのご相談内容をご紹介いたします。
状況次第では100万円を超えるケースも
ゴミ屋敷の片付け費用は一律ではなく、ゴミの量や部屋の数、作業内容で決まります。
ただし、実際の現場の状況によって大きく変動します。
たとえば部屋数が少なくても、天井までゴミが積まれて足の踏み場もない状態であれば、通常よりも多くの人手と時間が必要となり、費用が高額になることがあります。
費用が高くなりやすい主なケース
このように、ゴミの撤去に加えて特別な作業が必要になったり、作業スタッフを多く配置しなければならない場合には、費用がかさみます。
また、複数の業者から相見積もりを取ると、業者によって大きく金額が異なることもあります。
これは、業者ごとでサービス内容や対応の仕方に違いがあるためです。
・回収方法や作業工程
手作業が中心か、機械を使うかなど
・サービスの内容や対応力
分別や搬出の丁寧さ、対応の柔軟さなど
・自社でのリサイクル体制の有無
再利用できるものを適切に処理して費用を抑える工夫があるかどうか
・料金設定の違い
作業一式のパッケージ価格か、作業項目ごとの細かい料金か
こうした違いがあるため、費用だけで業者を選んでしまうと、サービスの質が伴わない業者に当たってしまうリスクもあります。
だからこそ、複数の業者に見積もりを依頼し、作業内容・費用・対応の丁寧さをしっかり比較してから、納得のいく業者を選ぶことが大切です。
「他社で100万円以上と言われた」というご相談も
当社には、「他の業者に高額な見積もりを出されて不安になった」という方から、多くのご相談が寄せられています。
以下は、実際にいただいたご相談の一例です。
他の業者に見積もりを依頼したら、100万円以上かかると言われたので、比較して安いところを探しています。
他の業者で50～100万円と言われました。私は年金暮らしなので、予算を抑えてお願いしたいです。
別の業者では、写真だけの簡易見積りで100万円近くかかると言われ、分割払いをすすめられました。頭金5万円に月2～3万円の支払いと言われましたが、現在休職中で生活が厳しいのでつらいです。
このように、高額な見積もりが出されることも珍しくありません。
初めての方にとって、実際にどれくらいの費用がかかるのかは、なかなか想像しづらいでしょう。
見積もりで100万円と言われて、すぐに「わかりました」と返事できる方は少ないはずです。
だからこそ、「どうしてその金額になるのか」を業者にしっかり説明してもらうことが大切です。
提示された金額が妥当かどうか判断するためにも、あらかじめおおよその費用感をつかんでおくと安心できます。
費用の目安をある程度知っておけば、複数の業者に見積もりを依頼した際も、冷静に比較・検討できるはずです。
次の章では、実際に100万円以上の費用がかかった当社の作業事例をご紹介します。
どんな状態の部屋で、なぜ高額になったのか。
ご自身の部屋の状況と比べてご覧ください。
100万円を超える片付けとは？当社の実例で解説
「自分の場合はいくらかかるのか」――多くの方が気になるこの疑問にお応えするために、ここでは当社「ゴミ屋敷片付けプログレス」が実際に対応した高額な作業事例を中心に、費用の目安をご紹介します。
作業前後の写真や作業内容も掲載していますので、ご自身の状況と照らし合わせながら参考にしていただければと思います。
100万円を超えた特別なケース
100万円を超えるケースは多くはありませんが、次のような条件が重なると高額になることがあります。
・建物が広く、片付ける物量が非常に多い
・長年放置され、悪臭・害虫が発生している
・家族から「すべて撤去してほしい」と依頼され、特殊清掃も必要
・引越しや退去日が迫っており、短期間での集中作業が求められる
事例①｜1Kアパートで延べ27人が56時間かけて清掃（京都府）
| 費用 | 280万2,780円（税込） |
| 作業人数・時間 | 延べ27人×56時間 |
| 作業内容 | 片付け・清掃・不用品撤去 |
| 特徴 | ペットボトルや食品ゴミが大量に堆積。退去日までの原状回復が必要で、長期間・多人数体制による作業が必要に。 |
Before / 片付け前
After/ 片付け後
1Kの間取りながら、ベランダを含めて部屋全体がゴミと不用品で埋まり、床から天井まで物が詰まった状態でした。特に、空のペットボトルだけでなく、中身が入ったままの飲料や食品ゴミなど処分が困難なものも多く、悪臭や衛生面での対応に時間がかかりました。スケジュール面でも厳しく、退去日までに原状回復を終える必要があったため、毎日3〜4人で数日をかけて作業を進めた結果、280万円を超える費用となりました。
事例②｜1日で完了希望！1Kハイツで急ぎの片付け依頼（滋賀県）
| 費用 | 130万円（税込） |
| 作業人数・時間 | 7人×10時間 |
| 作業内容 | 片付け・清掃・不用品撤去 |
| 特徴 | 天井付近まで積み上がった空き缶や弁当容器を処分。1日で全作業を終える必要があり、多人数での集中作業になったことで費用が増加。 |
Before / 片付け前
After/ 片付け後
空き缶や弁当容器などが床一面に広がり、奥に行くにつれて天井付近まで堆積していました。引越し直前で「どうしても1日で終わらせたい」とのご要望があり、スタッフ7名で10時間かけて対応しました。
ゴミの多さに加えて、短時間で完了させるための人員確保と作業効率の向上が求められたことで、結果的に高額となりました。
ご紹介した2つの事例はいずれも「1Kマンション」でしたが、どちらも作業費用が100万円を超える規模となりました。
特に事例①では、最終的に280万円以上という非常に高額なケースになりました。
戸建てではなく集合住宅の「1K」で、ここまでの費用がかかるのは、かなり珍しい例です。
では、なぜ決して広いとは言えない「1K」で、100万円以上かかってしまったのでしょうか。
- ・ゴミの量が非常に多く、仕分けや搬出に多くの時間と人手がかかった
- ・中身の残った食品や飲料が大量にあり、悪臭や衛生面の対応が必要だった
- ・限られた日数での対応が求められ、多人数の作業スタッフを同時に投入した
このように、作業人数が増えたり、作業日数が長くなることで、人件費が大きく膨らんでしまいます。
さらに、部屋の状態によってはハウスクリーニングや簡易リフォームなどのオプションが必要になり、費用が加算されることもあります。
●100万円を超えたその他の事例
「一軒家での大量ゴミ撤去 / 140万円」（長野県）
平均は25万～30万円前後｜実例で見る片付け費用
当社「ゴミ屋敷片付けプログレス」では、100万円を超えるケースはごく稀で、多くのご依頼は25万〜30万円前後に収まっています。
もちろん、お部屋の状況によっては、それより安く済む場合もあれば、高額になることもあります。
「費用がわからず不安」という方のために、片付け事例を「重度・中度・軽度」に分けて、費用の目安をご紹介します。
重度（50～80万円程度）
部屋全体にゴミがあふれ、生活スペースがほとんどない状態。
仕分け・搬出に多くの時間と人員を要するため、費用も高額になります。
※事例｜奈良県・3DKマンション
| 費用 | 70万円（税込） |
| 作業人数・時間 | 延べ18人×3日間 |
| 作業内容 | 片付け・清掃・不用品撤去・引越しサポート |
| 特徴 | 生活空間全体がゴミで埋まり、大型家電や探し物の捜索も含まれるため作業量が多かった。 |
Before / 片付け前
After/ 片付け後
部屋全体にゴミが広がっている状態で、必要な物と不要な物を丁寧に仕分けながら、探し物の捜索も同時に行いました。可燃ゴミや衣類、大型テレビや冷蔵庫の回収もあり、荷物の量が非常に多かったため、作業には日数と人手が必要でした。また、引越しサポートもご依頼いただいたこともあり、最終的に70万円と費用がやや高めになりました。
ゴミが天井近くまで積み上がり、玄関から中に入るのも困難な状態では、作業の安全確保や通路の確保から始める必要があります。このような場合、仕分け・搬出に多くの人員と日数を要するため、費用は50万円を超えるケースもあります。
●その他の重度事例
「4LDKの戸建て55万円のケース」（三重県）
Before / 片付け前
After/ 片付け後
中度（30万円前後）
生活スペースは一部確保されているものの、全体的にゴミが堆積している状態。
※事例｜福島県・2DKハイツ
| 費用 | 33万円（税込） |
| 作業人数・時間 | 3人×12時間 |
| 作業内容 | 片付け・清掃・不用品撤去 |
| 特徴 | カップ麺容器や空き缶などが部屋に散乱。他社で対応を断られたものの、当社ですべて対応。 |
Before / 片付け前
After/ 片付け後
部屋にはカップ麺や弁当の容器、空き缶などが一面に広がっており、見た目にもかなりの量がありました。天井近くまで積み上がっていた部分もありましたが、一部に空間が残っていたため、重度のケースに比べると比較的作業しやすい環境でした。他社では断られてしまったようですが、当社では対応可能と判断し、12時間かけて丁寧に片付けました。
事例の写真をご覧いただくとおわかりの通り、生活スペースはあるものの、床や家具の上にゴミが積もっている状態です。このようなケースでは、片付けに半日以上かかることが多く、費用も30万円前後になる傾向があります。
●その他の中度事例
「3LDKのマンション22万円」（福岡県）
Before / 片付け前
After/ 片付け後
軽度（10万円以下）
物量が少なく、短時間で作業が完了するケース。
※事例｜奈良県・1Kマンション
| 費用 | 8万8千円（税込） |
| 作業人数・時間 | 2人×6時間 |
| 作業内容 | 片付け・清掃・不用品撤去 |
| 特徴 | 「片付けができない」と女性のお客様からご相談があり、女性スタッフ2名で対応。必要な物を見落とさないよう、一つひとつ丁寧に仕分けを行った。 |
Before / 片付け前
After/ 片付け後
初めてのご相談で不安なお気持ちもあったかと思いますが、女性スタッフをご希望いただいたことで、安心してお任せいただけたようです。部屋の床には雑貨や紙類が散らばっていましたが、時間をかけて丁寧に整理し、6時間でスッキリとした状態に仕上げることができました。
事例写真のように、「汚部屋」といわれる状態でも、散乱の程度が軽ければ費用は10万円前後に収まることが多くあります。数時間〜1日で対応可能なケースが多いのも特徴です。
●その他の軽度事例
「1Kアパートで即日対応9万5千円」（滋賀県）
Before / 片付け前
After/ 片付け後
片付け費用は「ゴミの量」「部屋数」「作業内容」で決まる
費用は状況で大きく変わる
片付け費用は一律ではなく、現場の状況によって大きく異なります。
特に費用に影響するのが、以下の3つの要素です。
それぞれを知っておくと、見積もりが高いのか妥当なのか判断しやすくなります。
ゴミの量
単純に処分する物が多ければ多いほど、分別・袋詰め・搬出・トラックへの積み込みなどの工程が増え、作業時間も人員も多く必要になります。
たとえば次のようなケースでは、トラックの台数や回収コストも増えるため、費用が上がります。
・ゴミが天井まで積み上がっている
・複数の部屋が物で埋まっている
・大型の家具や家電が多い
逆に、物量が少なければ作業は数時間で完了し、費用も抑えられます。
部屋数・間取り・建物の条件
同じ物量でも、部屋数が多いほど仕分けや搬出の手間が増えます。
たとえば1Kと4LDKでは作業時間や人手がまったく異なり、当然費用にも差が出ます。
また、以下のような建物の条件も費用に影響します。
・戸建て or 集合住宅
・エレベーターの有無
・階段での搬出が必要かどうか
・トラックまでの距離（駐車スペースの有無）
特にエレベーターがない集合住宅の3階以上では、搬出作業の負担が大きくなり、作業人員の増加や時間の延長によって費用も高くなる傾向があります。
作業内容（追加オプションや特殊作業の有無）
片付けには、撤去や清掃以外にもさまざまな追加作業が含まれる場合があります。
以下のような作業が必要になると、その分費用が加算されます。
・探し物の捜索（通帳・印鑑・写真など）
・家具や家電の移動、引越しの手伝い
・ハウスクリーニングやリフォーム
・ご遺品の供養や形見分けの対応
・不用品の買取査定・回収
・特殊清掃（孤独死・事故現場など）
特に、孤独死後の片付けや、強い臭いや害虫が発生している現場では、除菌・消臭・害虫駆除などの専門作業が必要となり、数十万円の追加費用が発生することもあります。
基本料金の目安
当社「ゴミ屋敷片付けプログレス」の基本料金を参考としてご紹介します。
片付け費用は物量や作業内容によって異なりますが、ゴミ屋敷片付けプログレスでは、間取りごとに基本料金の目安を設定しています。
以下は、仕分け・分別・搬出・簡易清掃などを含む標準プランの料金です。
| お部屋 | 作業時間（目安） | 費用（税込） |
| 1K | 1～2時間 | 15,000円～ |
| 1LDK | 2～3時間 | 30,000円～ |
| 2LDK | 3～5時間 | 60,000円～ |
| 3LDK | 4～6時間 | 105,000円～ |
| 4LDK | 5～7時間 | 165,000円～ |
※上記はあくまで参考料金です。現場の状況やご希望の作業内容により増減します。
※こちらは「ゴミ屋敷片付けプログレス」の基本料金であり、他社とは異なる場合があります。
■基本料金に含まれる内容
・仕分け・分別作業
・不用品の回収・処分
・買取可能品の査定
・養生作業（搬出時の壁・床の保護）
・作業後の簡易清掃
※上記は「ゴミ屋敷片付けプログレス」の標準サービスです。内容は業者によって異なります。
第1章で紹介した事例では、基本料金よりも高額になっているケースが多く見られます。
これは、実際の現場でゴミの量が多かったり、追加作業が必要になったためです。
基本料金はあくまで目安としてご確認いただき、実例との違いに混乱されないようご注意ください。
料金が心配な方は、まずは無料見積もりを活用しましょう。
ゴミ屋敷の片付けは、物量や状態によって金額が大きく異なります。
実際に現場を見て判断してもらうことが、最も正確で安心です。
「自分の部屋はいくらかかるのか気になる」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
状況に応じて、柔軟なご提案とお見積もりをお出ししています。
ご相談・お見積もり無料ゴミ屋敷片付けプログレスは
日本全国対応
※許認可の関係等で現在対応できない地域も一部ございます。
費用を数万円～数十万円抑える3つのポイント
ゴミ屋敷の片付けは、状況によっては数十万円規模の費用がかかることもあります。
かなりの出費になりますので、できることなら少しでも抑えたいと考えるのではないでしょうか。
実は、ちょっとした工夫や情報収集で費用を大きく抑えることができます。
ここでは、費用を抑えるために知っておきたい3つの重要なポイントをご紹介します。
搬出や処分を事前にしておく
業者にすべてを任せると、その分コストもかさみます。
ですが、自分でできる範囲で整理や分別をしておくと、作業時間や人員が減り、費用削減につながります。
事前にできることを3つご紹介します。
自分で分別・袋詰めをしておく
可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミなど、自治体のルールに従ってあらかじめ仕分けておくだけでも、作業が格段にスムーズになり、業者の作業負担を減らせます。
自治体の回収サービスを活用する
粗大ゴミや家電製品は、自治体の粗大ゴミ収集やリサイクル家電の回収を利用すれば、数百円〜数千円程度で処分できます。
収集場所まで運ぶ手間はありますが、費用を抑えるには有効な手段です。
不用品の買取サービスを併用する
まだ使える家具や家電、雑貨などは、リサイクルショップや宅配買取サービス、フリマアプリで現金化することも可能です。
ゴミと思っていたものが、思わぬ買取価格になることもあります。
「片付け前にできることはないか？」と一度立ち止まって考えるだけで、費用に大きな差が生まれます。
複数の業者に見積もりを依頼する
相見積もりは、費用を抑える最も有効な手段のひとつです。
価格だけでなく、サービスの質や対応の誠実さも比較できます。
相見積もりでわかることは以下の通りです。
見積もりの内容に違いがある
処分費・人件費・車両費・養生費などの構成は業者によって異なります。
一見安く見える見積もりでも、後から追加料金がかかる場合もあるため注意が必要です。
作業人数・時間の差
同じ1LDKでも、「2人で3時間」かける業者と、「4人で1時間」で終える業者では、対応力や満足度が大きく変わってきます。
査定力の差が買取金額に影響する
不用品の買取があるかどうかで、最終的な費用に大きな差が出ます。
査定力のある業者なら、価値のある物を見逃さずに評価し、その分の費用を差し引いてくれます。
地域や移動距離によるコストの違い
出張距離や現場の立地条件によって、交通費や人件費が加算されることもあります。
地元密着の業者は移動コストが抑えられるため、有利な場合があります。
悪徳業者のリスクを回避できる
「今だけ特別価格」「見積もり無料」と謳いながら、当日になって高額請求をする業者も存在します。
複数の見積もりを取ることで相場感覚が身につき、こうしたリスクを回避できます。
料金だけでなく、「見積もり内容の透明性」と「業者の誠実さ」を見極める目を持つことが大切です。
自治体の支援や助成制度を利用する
ゴミ屋敷の片付けには高額な費用がかかることもありますが、自治体による支援制度を活用すれば、費用の一部または全額が補助されるケースもあります。
生活保護受給者や高齢者、障がいのある方、経済的に困窮している方は、該当する支援制度を確認してみましょう。
生活保護受給者向けの支援
生活保護を受けている方は、「一時扶助（臨時的に必要な費用を支給する制度）」として、ゴミ屋敷の片付け費用が全額補助されることがあります。
厚生労働省が定める「生活保護法による保護の実施要領」では、次のように定められています。
借家等に居住する単身の被保護者が医療機関、介護施設、就業支援施設などに入院・入所し、6か月以上が見込まれる場合で、家財の処分が必要かつ経費を自力で賄えないとき、特別基準の設定として家財処分費が支給される。
参考：厚生労働省「2024（令和６）年4月1日施行 生活保護実施要領等 オ 家財処分料」
原則として、以下の条件をすべて満たしている人のみに適用されます。
・単身で借家に住んでいること
・病院や介護・福祉施設、職業訓練校などに入院、または入所していること
・病院や施設への入院・入所が6カ月以上に及ぶ見込みであること
このような条件を満たす方は、まず地域の福祉事務所に相談してみましょう。
高齢者・障がい者・経済的困窮者への支援
多くの自治体では、高齢者や障がい者、または経済的に困窮している方に対して、片付け費用の一部または全額を補助する制度を設けています。
たとえば神戸市では、片付けの意思がある経済的困窮者に対して最大100万円の支援金を給付する制度があります。
参考：神戸市「神戸市住居等における廃棄物その他の物の堆積による地域の不良な生活環境の改善に関する条例」
「ゴミ屋敷条例」がある自治体の支援
「ゴミ屋敷条例」を制定している自治体では、行政が主導して片付けを進めたり、経済的な支援制度を整えたりしています。
●大阪府大阪市の例
「大阪市住居における物品等の堆積による不良な状態の適正化に関する条例」を制定し、ゴミ屋敷に対して行政が介入できるようになっています。
条例に基づき、福祉支援や見守りを含めた包括的な支援を実施。強制撤去ではなく、住人に寄り添う形で支援を行っています。
参考：大阪市「住居における物品等の堆積による不良な状態の適正化に係る経済的支援の実施に関する要綱｜
●京都府京都市の例
京都市は、2014年に「不良な生活環境を解消するための支援及び措置に関する条例」を制定し、全国で初めて、ゴミ屋敷の強制撤去を行った自治体です。
必要に応じて「ゴミ屋敷プロジェクトチーム」が支援し、「地域あんしん支援員」がゴミや指示住人をサポートします。自力での片付けが困難な場合は、住民と協力して清掃を行うという柔軟な対応が特徴です。
※参考：京都市「不良な生活環境を解消するための支援及び措置に関する条例」
支援制度を利用するためのポイント
支援を受けるには、いくつかの注意点があります。
・早めの相談を心がける
制度の内容によっては申請期間や審査に時間がかかることもあるため、できるだけ早く福祉課や地域包括支援センターに相談しましょう。
・必要書類を事前に準備する
収入証明や障がい者手帳、生活保護受給証などの書類提出が必要になる場合があります。
事前に必要な書類を確認し、揃えておくと手続きがスムーズに進みます。
・再発防止の姿勢を示す
支援対象になるには、再びゴミ屋敷にならないよう改善の意志を示すことが重要です。自助努力や見守り体制の活用も含め、再発を防ぐ取り組みが求められることがあります。
「片付けたくてもお金がない」と悩んでいる方は、一人で抱え込まず、お住まいの地域の福祉課や地域包括支援センターに相談してみましょう。
支援制度は、自治体ごとに異なりますが、生活保護を受けている方や高齢者、障がいのある方、経済的に困窮している方など、一定の条件に該当する場合は支援の対象になる可能性があります。
1．自分でできることは自分でする
分別や小さなものの搬出など、可能な範囲は自分で対応することで費用を抑えられます。
2．複数の業者を比較する
1社だけでなく複数の業者に見積もりを取り、内容と費用を比較しましょう。
3．公的支援を検討する
今回紹介したような制度が利用できるか、必ず確認してみてください。
自分で調べずにすべて業者に任せてしまうと、必要以上に費用がかかってしまうこともあります。
まずは、自分にできることから始めて、少しずつ整理していくことが大切です。
また、片付け業者に依頼する際に以下の点を確認しておくと、費用面の不安を軽減できます。
1．分割払いやローン払いは可能か
まとまった支払いが難しい場合でも、柔軟な支払い方法があるか相談しましょう。
2．作業を数回に分けることは可能か
一度に支払う費用を抑え、無理なく進めることができます。
3．一部だけお願いすることは可能か
たとえば、大型家具や分別が難しいものだけを依頼することで、全体の費用を抑えられます。
こうした質問を事前に用意しておくと、見積もりや相談もスムーズに進みます。費用に不安がある方ほど、遠慮せずにしっかり確認しておくことが大切です。
片付けは「相談」から。安心できる業者選びを
「もしかして100万円くらいかかるんじゃ……」「こんな状態を見せられない……」
そんな不安や迷いから、なかなか相談できずにいる方は少なくありません。
しかし、それこそが、片付けのプロに相談すべき理由です。
業者に相談・依頼することで、大きなメリットがあります。
業者に相談する4つのメリット
費用の目安がわかる
「高額になったらどうしよう」という不安は、見積もりを取ってみないことには解消できません。
多くの業者では、無料の現地見積もりや、電話・LINEでの概算提示に対応しています。
相談したからといって契約になるわけではありませんので、まずは目安を知るだけでも気持ちが楽になります。
状況に応じたアドバイスが受けられる
「どこから手をつければいいか」「自分でできることはあるのか」と、一人で悩むより、プロに見てもらえば的確なアドバイスがもらえます。
片付けの全体像が見えるだけで、心の負担が軽くなります。
作業の負担を大きく減らせる
ゴミ屋敷の片付けは、思っている以上に体力も時間も精神力も使います。
特に、荷物が多かったり、長年手つかずの状態になっている場合、一人で片付けきるのはほぼ不可能です。
でも、プロに任せれば、分別から搬出、清掃まで短時間で一気に対応してもらえます。
手間も時間もかけずに部屋が片付いて、「依頼してよかった」と心から思えるはずです。
誰かに頼れる安心感がある
片付けたい気持ちがあっても、「この部屋を人に見せるのはちょっと……」と感じることもあるかもしれません。
しかし、経験豊富な業者であれば、「大丈夫ですよ。一緒に進めていきましょう」と、気持ちに寄り添いながら丁寧に対応してくれます。
こうした安心感を得るためには、「どんな業者に依頼するか」も大切なポイントになります。
「安心できる業者」とは？
では、「安心できる業者」とは、どんな業者なのでしょうか。
以下のポイントを参考にしてみてください。
・無料見積もりを明確に提示してくれる
・費用や作業内容を丁寧に説明してくれる
・契約を急かさない
・スタッフの対応が親身で礼儀正しい
・作業実績や口コミに信頼がある
実際に相談してみると、話し方や対応から、その業者の誠実さや安心感が伝わってくるものです。
不安や疑問を遠慮なく聞ける相手かどうかも、ひとつの判断材料になります。
一人で抱え込まず、まずは一度相談してみてください。
「話してよかった」「頼ってよかった」と思える業者に、きっと出会えるはずです。
まずはお気軽に
ご相談ください！
年中無休 日本全国に拡大中
まとめ
「ゴミ屋敷の片付けは100万円くらいかかるのでは……」と不安に思う方も少なくありません。
しかし、実際にはそこまでの費用がかかるケースは少なく、状況や工夫次第で費用を抑えることも可能です。
大切なのは、「高くなりそう」と悩み続けるのではなく、まずは現状を知ることです。
多くの業者が無料で見積もりを行っているため、「相談するだけ」でも気持ちがぐっと楽になります。
片付けにかかる費用は、「ゴミの量」「部屋数」「作業内容」によって決まります。
現場の状況に応じて必要な作業が明確になれば、不安も少しずつ解消されていきます。
そして、片付けは単なる掃除ではありません。
これまで抱えてきた悩みに一区切りをつけ、生活を整えるきっかけにもなります。
「こんな状態、人に見せられない」と感じている方も、ひとりで抱え込まずに、まずは相談してみてください。
状況に合わせて、無理のない方法を一緒に考えてくれる業者がきっと見つかります。
もし迷っているなら、ゴミ屋敷片付けプログレスもその選択肢のひとつです。
経験豊富なスタッフが、気持ちに配慮しながら丁寧に対応いたします。
