部屋が汚いままでも給湯器交換できる?断られるケースと作業員の本音
お役立ちコラム

給湯器が壊れたのに「部屋が散らかっていて業者を呼べない」と悩んでいませんか?

実は、こうした相談は少なくありません。
足の踏み場がなかったり、悪臭や害虫が発生したりしているような環境では、安全面の理由から作業そのものを断られることもあります。

また、給湯器の交換・点検には、次のような注意点があります。

・賃貸と分譲マンションどちらの場合も、搬入経路や作業スペースに共用部分を使うことがあるため自分の判断で業者を呼ばず、まずは大家さんや管理会社に連絡を取る

・給湯器の交換・点検作業は、専門の資格を持つ作業員しか対応できない

・石油給湯器には、9〜11年に一度の法定点検が義務付けられている

つまり、給湯器の交換や点検は、勝手に進めたり、いつまでも放置しておけるものではありません。
交換・点検作業は基本的に作業員が室内に入って行います
賃貸住宅であれば、大家さんや管理会社が立ち会うことも多く、いずれにしても人の出入りは避けられません。

部屋の状態はどうしても見られてしまいますし、安全に作業してもらうためにも、最低限の片付けはしておきたいところです。

このコラムでは、実際の相談事例を交えながら、「どこまで片付ければいいのか」「費用や時間はどれくらいかかるのか」という疑問について、詳しくご紹介していきます。

このコラムでわかること

部屋が汚いと交換できない可能性がある

部屋が汚いと交換できない可能性がある

結論から言えば、部屋の状態によっては給湯器の交換を断られることがあります。

少し散らかっている程度なら対応してくれる業者もいますが、安全に作業するには、部屋をきちんと片付けてから呼ぶのがベストです。

作業には「スペース」と「安全」が必要

給湯器の交換は、ただ本体を外して付け替えるだけではありません。
配管やガス栓の確認、リモコンの設定など、複数の工程が必要になります。

だからこそ、作業員がスムーズに動けるスペースと、安全に作業できる環境が欠かせません。
では、どのような点に注意すればいいのでしょうか?
具体的に見ていきましょう。

作業スペースが必要

エアコンや冷蔵庫の設置と同じように、給湯器も作業員が家の中に入って対応します。
そのとき、足の踏み場もない状態では、当然ながら作業はできません

「じゃあ、給湯器のまわりだけを片付ければいいのでは?」と思われるかもしれませんが、実は違います。

作業員は、玄関から給湯器の設置場所へ、さらにリモコンがある部屋へと、家の中を移動しながら作業をします。

もし、床にゴミが散乱していたり、通路が荷物でふさがれていたりすると、作業がスムーズに進まないのです。

< 最低限片付けたい場所 >
  • 玄関(搬入経路を確保するため)
  • 廊下(作業員がスムーズに移動できるように)
  • 給湯器のまわり(屋内・屋外ともに)
  • リモコンが設置されている部屋(動作確認のため)

また、給湯器には「屋外タイプ」「室内タイプ」があり、設置場所も違います。

タイプ設置場所主な住宅
屋外タイプベランダや玄関横など屋外の壁面主にマンション
室内タイプ脱衣所や浴室内など室内主に戸建てや古いアパート

どちらも、人が立って作業できるスペース(1m程度)は必要です。
さらに、燃えやすいものや水気のあるものが近くにあると、引火や感電のリスクがあるため、しっかり片付けて、安全な環境を整えましょう。

不衛生な環境では作業ができないことも

スペースがあっても、不衛生な環境では作業を断られることがあります。

たとえば、
・床一面にゴミが散乱している
・悪臭がひどい
・害虫が大量発生している
・床がベタついて滑りやすい

こうした状況では、作業員の安全が確保できず、作業自体が中止になることも考えられます。
訪問費やキャンセル料がかかる場合もあるので、注意が必要です。

< 作業を断られる可能性がある例 >
  • 食品ゴミやペットボトルが散乱している
  • ゴキブリやハエなどの害虫が発生している
  • 床がベタつき、転倒の危険がある
  • 玄関〜設置場所までの通路が完全にふさがっている)
  • 糞尿のような臭いが立ち込めている

屋外タイプでも室内の片付けは必要になる

「うちは給湯器が外にあるから室内には入ってこないのでは?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、屋外タイプでも、作業員は室内に入ります。
キッチンや浴室でお湯が出るかを確かめたり、リモコンを操作したり、確認作業が必要だからです。

もしも、床に物が散乱していたり、通路がふさがれていたりすると、こうした確認作業ができず、場合によっては作業が中断・延期となる可能性もあります。
スムーズに作業が進むよう、最低限の片付けをしてをしておくことが大切です。

実際に断られたケースと作業員の声

給湯器の交換は、”設備の不調”よりも、”部屋の状態”で断られることがあります。

ここでは、ゴミ屋敷片付けプログレスに寄せられた実際の相談と、ネット上の作業員の声を紹介します。

●ゴミ屋敷片付けプログレスに寄せられた相談

20年近く住んでいるワンルームマンションで、電気式給湯器が故障しました。
工事の下見に来た業者に「この状態では危険」と判断され、マンションの管理会社に通報されてしまいました。
部屋には趣味の品や衣類が山積みで、自分では片付けきれず、プロに頼むしかないと感じて相談しました。

このように、「片付いていない」という理由で、作業できないケースは実際に多く寄せられています

● 作業員の声:「ここまでひどいと、作業できません」

ネット上には、こんな声もあがっています。

”ゴミだらけで床が見えなかった”

”糞尿のような強烈な臭いが充満していた”

”虫が大量に発生していた”

実際に依頼を受けて訪問してみると、想像以上に室内の状況が深刻だったというケースは珍しくないようです。
足の踏み場もないほどゴミが積み上がっていたり、強烈な臭いや虫の大量発生など、見積もりの段階で作業を断らざるを得ないこともあるのです。

また、動物の多頭飼育や、植物で埋め尽くされた「植物屋敷」では、カビの繁殖や水漏れによる腐食など、衛生面・安全面で大きなリスクを伴い、作業できないこともあります。

もちろん、作業員は日頃からさまざまなお宅を訪問しており、多少の汚れには慣れています。
しかし、想像を超える状況に直面すると、「せめて最低限の片付けだけでもしてくれていたら……」と感じることもあるようです。

POINT

・給湯器交換には、安全で動きやすい環境が必要
・片付けるのは設置場所だけでなく、玄関〜リモコンのある部屋まで
・不衛生な環境では、訪問すら断られることも

「こんな部屋見せられない」という不安は不要

「こんな部屋見せられない…」という不安は不要

同じ悩みを抱える人は、意外と多い

「給湯器が壊れたけど、部屋が散らかっていて業者を呼べない……」
そんな悩みを抱えている人は少なくありません

「恥ずかしい」「見られたくない」と思うのは、自然な感情です。
しかし、そのまま放置するとどうなるでしょう?

シャワーが使えない。食器洗いができない。さらに、水漏れや建物へのダメージなど、深刻なトラブルに発展する可能性もあります。

実際にあったご相談

実際にゴミ屋敷片付けプログレスに寄せられたご相談の一例をご紹介します。

1Kのマンションですが、室内がゴミであふれています。
給湯器の不具合で階下に水漏れが出たらしく、管理会社から「業者に確認作業をさせてほしい」と言われました。
不用品の処分や細かい掃除は不要なので、人が歩ける程度に片付けて、床を見えるようにしてほしいです。

こちらのご相談は、急に管理会社から業者の立ち入りを求められたケースです。
「とにかく人が入れる状態にして、床が見えるようにしてほしい」という、切実なお悩みでした。

このように、「業者に来てもらいたいけれど、部屋が汚くて呼べない」といったご相談は、当社にも多く寄せられています。

ネットでも広がる「片付けられない不安」

SNSや掲示板でも、同じような声が数多く見られます。

”ガスの点検が来るけど、うちはゴミ屋敷……。どうしよう……。”

”部屋が汚すぎてガス点検日の延期をお願いしたけど、断ったら追い出されないか不安。来年に延ばしてもらうことはできるのでしょうか?”

”一応片付けたけど、まだ汚くて対応してもらえるか心配です……。”

点検や修理が必要とわかっていても、「この部屋を見られたらどう思われるだろう」「管理会社に怒られそう」という不安から、一歩を踏み出せない方は少なくありません。

人に見せるのは恥ずかしい。でも、自分で掃除するには手に負えない。
このままではまずいーー。
そんな葛藤の中で、誰にも相談できずに悩んでいる方の声が、ネット上には数多くあふれています。

片付けのプロに相談するのがおすすめ

こうした不安を抱える方にこそ、片付けのプロに相談してみてほしいのです。

ゴミ屋敷片付け業者のスタッフは、これまでに数多くの現場を経験しています。
どんなに散らかった部屋を見ても、驚いたり責めたりすることはありません。
むしろ、「どこから片付ければいいか」「どうすればスムーズに片付くか」を依頼者の気持ちに寄り添いながら一緒に考え、「人が入れる」「床が見える」状態まで丁寧に片付けてくれます。

さらに、片付け業者に依頼すれば、短時間で部屋をきれいにするだけでなく、悪臭の除去害虫の駆除不用品の処分買取など、必要なことをまるごと引き受けてくれます

特に、給湯器の交換のように急を要するような場合には、一度の依頼で問題が解決することもあります。

一度にすべてを片付ける必要はありません。
「通路だけ確保したい」「床が見えるようにしたい」など、まずは”業者が入れる状態”を目指すところから始めれば大丈夫です。

片付けと給湯器の交換は、通常別の業者が対応している

なお、片付けと給湯器の交換は、通常別々の業者が担当しますが、片付け業者が設備業者と提携しており、紹介してくれることもあります。

どちらも必要になりそうなら、まず片付け業者に相談してみると良いでしょう。

さらに、女性スタッフが在籍している業者も多く、「初めてで不安」「男性スタッフにはちょっと抵抗がある」という方でも、安心して依頼できます。

きめ細やかな対応や配慮を重視したい方にとっても、片付けのプロはきっと、心強い味方になってくれるはずです。

部屋の片付けと給湯器交換にかかる費用と時間

部屋の片付けと給湯器交換にかかる費用と時間

「片付けには、どれくらい費用がかかるんだろう?」
「給湯器の交換って、お金や時間もかかりそう……」

そんな不安を抱えている方に、実際にどれくらいの費用と時間がかかるのか、目安をご紹介します。

※以下の内容はあくまで参考であり、実際の費用・作業時間はお部屋の状態や設備の状況によって異なります。正確な金額は見積もり時に確認しましょう。

片付けの費用と時間|15,000円~・1~7時間

お部屋の片付けにかかる費用と時間は、ゴミ屋敷片付けプログレスを例にご紹介します。
プログレスでは、間取りやゴミの量に応じて柔軟に対応しています。
見積もりは無料・立ち会いも不要なので、「まずは相談だけしてみたい」という方にも安心です。

お部屋作業時間(目安)費用(税込)
1K1~2時間15,000円~
1LDK2~3時間30,000円~
2LDK3~5時間60,000円~
3LDK4~6時間105,000円~
4LDK5~7時間165,000円~
参考サイト:ゴミ屋敷片付けプログレス/基本料金の目安
  • 「通路だけでも通れるようにしたい」といった部分的な相談でも、ほとんどの業者は柔軟に対応してくれます。

給湯器の交換費用と時間|52,000円~・2~6時間

給湯器の交換にかかる費用は、「本体代+工事費」の合計で決まります。
設置場所やタイプによって価格が異なりますが、おおよその目安は次の通りです。

※賃貸住宅では、管理会社が交換費用の負担をしてくれるケースが一般的です。ただし、「使用中の不注意による破損は借主負担」といった細かい取り決めが契約書に記載されていることもありますので、契約内容をもう一度確認しておきましょう。

▼ ガス給湯器

種類費用相場(税込)
給湯専用52,000円~80,000円
追い焚き付き97,000円~207,000円
エコジョーズ対応118,000円~260,000円

▼ 灯油給湯器

種類費用相場(税込)
給湯専用100,000円~118,000円
追い焚き付き170,000円~197,000円
エコフィール対応196,000円~225,000円

▼ 電気給湯器

種類費用相場(税込)
給湯専用258,000円~347,000円
追い焚き付き307,000円~356,000円
フル機能(エコキュート)300,000円~514,000円
参考:くらしのマーケットマガジン
  • 給湯器の交換作業には、作業後の動作確認があるため依頼者の立ち会いが必要です。

●給湯器の交換時間と工事スケジュールの目安

給湯器の交換工事にかかる作業時間は、機種によって異なります。

種類時間
一般的な給湯器2~3時間
エコジョーズ4~5時間
給湯+暖房機能付きの暖房熱源機4~6時間
参考:リショップナビ

また、給湯器の工事は、即日対応対応できない場合も多く、スケジュールには余裕を持っておくことが大切です。
目安としては、依頼から完了まで1日~1週間程度を見込んでおくと安心です。

特に寒くなる10月~2月は依頼が集中しやすく、在庫切れの場合は、さらに時間がかかることもあります。
「最近ちょっと調子が悪いかも……」と感じた時点で、早めに相談するのをおすすめします。

迷ったらまずは相談だけでも

片付けや設備のことで不安を抱えたまま、何もできない時間がいちばんつらいと思います。
でも、「ちょっと聞いてみようかな」と思えたときが、始めどきです。

まずは費用を知るだけでも大丈夫です。
解決に向けていろいろお手伝いしてくれるので、迷ったら、相談してみましょう。

放置は危険!給湯器×ゴミ屋敷は、火災や中毒のリスクも

放置は危険!給湯器×ゴミ屋敷は、火災や中毒のリスクも

「お湯が出ない」では済まない、給湯器トラブル

給湯器が壊れると、お湯が出なくなり、日常生活に支障をきたします。
しかし、それだけでは済まされない深刻なリスクも潜んでいます。

それが、火災一酸化炭素中毒など、命にかかわる事故です。

特に冬場は、注意が必要です。
お風呂場のガス給湯器が正常に排気できず、一酸化炭素が室内に充満する事故が後を絶ちません。

もしそれがゴミ屋敷のような状態であれば、リスクはさらに高まります。

< 給湯器が引き起こす可能性のある危険 >
  • ガス給湯器 : ガス漏れ・不完全燃焼による一酸化炭素中毒
  • 電気給湯器 / エコキュート : 漏電・ショートによる火災や感電の危険
  • 石油給湯器 : 灯油漏れや周囲の可燃物による火災の危険

実際に、こんなデータがあります。

消防庁の調査*(令和6年1月~6月)によると、電気機器が原因の建物火災が862件発生しており、全体の8.1%を占めています。

また、東京都消防庁も「電気機器のまわりに物を置かないように」と注意換気しています。

つまり、給湯器やエアコン、洗濯機などのまわりに紙類や可燃物があると、火災の引き金になりかねないのです。

「ちょっと置いてあるだけだから……」という、その”ちょっと”が、命を脅かす火種になるかもしれません。

誰もが「うちは大丈夫」と思いがちですが、実際の事故は、その”まさか”から始まります。
「もしかしたらうちも……」と少しでも感じたなら、それが事故を防ぐ第一歩です。

だからこそ、片付けは“後まわし”にせず、少しずつでも始めてみることが大切です。
早めの片付けが、命と暮らしを守る備えになります。

*参考サイト:消防庁防災情報室「令和6年(1~6 月)における火災の状況(概数)」

すぐに人を呼べる部屋にしておくことが大切

給湯器の点検や交換は、国家資格を持つ専門の技術者しか対応できません。
調子が悪いからといって、自分で無理に触るのは危険です。

点検に来てもらうのなら、業者がスムーズに作業できるよう、部屋を片付けてから相談するのが基本です。

特にマンションやアパートでは、自室のトラブルが他の部屋にも影響を及ぼすことがあります。
だからこそ、いつでも誰かがすぐに入れる状態にしておくことが大切なのです。

また、給湯器の交換だけでなく、エアコンの修理や冷蔵庫・洗濯機の買い替え、消防設備の点検など、部屋に人が出入りする機会は意外と多いものです。
さらに、体調不良による救急搬送や災害時に支援を受ける場面も考えれば、「誰かが中に入れる状態かどうか」は、命にかかわる問題でもあります。

「いざ」というときに慌てないためにも、日頃から少しずつ片付けを進めておくことが、安心につながります。

「部屋が汚くて給湯器交換ができない」
そんなときは、今すぐご相談ください。
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まとめ

給湯器の交換には、安全に作業できるスペースが必要です。
もし部屋がゴミで埋もれているような状態だと、作業を断られてしまうこともあります。

とはいえ、不調を放置するのは危険です。
お湯が使えないだけでなく、健康や命にかかわるリスクに発展することもあります。

「片付いていないから交換できない。でも、どうすればいいのかわからない……」
そんな不安を抱えている方も、きっと少なくないはずです。

しかし、そうした状況こそが、暮らしを整えるきっかけになることもあります。

ゴミ屋敷片付けプログレスでは、これまでにも同じようなお悩みに寄り添ってきました。
そして、「もっと早く相談すればよかった」と、笑顔を取り戻された方も多くいらっしゃいます。

お部屋の状況やご希望に合わせて、最適な方法をご提案いたします。
どうかお一人で抱え込まず、まずは一度ご相談ください。

この記事の執筆者

執筆者

株式会社プログレス
編集部 F・N

遺品整理やゴミ屋敷の問題、疑問、関心を先回りして発見し、問題提起するプログレスきってのリサーチャー。
「身近に起きる不用品処分やゴミ屋敷問題の悩みを記事でサポートする」をモットーに、プログレス各種サイトのコラムを執筆中。

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